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●カルナク神殿の建築「屋根と照明」
 デジタル・カルナク(カリフォルニア大)のガイドPDFより一部抜粋

***

・屋根

 エジプトの建造物は限られた方法で屋根を葺いていました。
 カルナクでもっとも一般的だったのは平らな屋根で、壁と柱に支えられていました。
 支えとなる素材と素材の間の距離は、その大きさと屋根の構成素材によって制限されていました。
 カルナクの建造は、技術者が砂岩の平板を用いて確信的に大きい幅のスペースを取ることを学んだという、新王国時代の事実によって、利を得ていました。
 たとえば、壮大な列柱室の天井ブロックは、長さ9m厚さ1.25mで、柱の間の通路6.7mにおよぶ広い幅に橋を架けています。
 より大きいのは第一および第二塔門の入り口のまぐさ(横木)で、おそらく花崗岩のブロックで形作られており、戸口の幅は6.9~7.25mにおよびました。
 これらはエジプト人にとって、安全に石で屋根を葺くのに、可能と考えられる最も長い距離であったようです(Amold 1991:184)。

 苦心して探し、運ぶことの困難さから、十分な大きさのブロックを広いスペースの最下部(台輪)に利用することは差し止められました。
 エジプト人はこの問題を、二つ以上のより薄いブロックを積み重ねることで解決しました。
 列柱室では、最下部は四つまでの組み合わせたブロックから成り立っていました。それは高いものと低いものの二つのうちで整えられていました(いくつかひとつの石のブロックでできているものもありましたが)。
 運搬と広間での組み立てがより簡単でしたが、複合ブロックはひとつのブロックから切り出した同じサイズのものが支えるのと同じ重みを、支えることができませんでした(Amold 1991:184)。


・照明

 自然の光がカルナクの野外の庭を満たします。
 ところが神殿の中は建物が覆われており、他の照明手段が不可欠でした。
 建築上の解決法のひとつは、明かり取りの窓を用いることでした。
 神殿の列柱室では、高く上がった中央の身廊に格子窓が並んでいます。
 高い隙間(広間の床上24m)は、その空間のプライバシーや秘密を保持しながら、陽光が広間に入るようにしてくれます(Brand 2004)。
 格子窓は二つのセクションからなっており、
 ひとつが他の上に積み重なり、境となる窓間壁の側の溝に細く合わされることでその場所を守りました(Personal comunication, Peter Brand)。
 アクミムの祭?の広間は、建物の中央の柱の間の上に格子窓に似た光の表現を含んでいます(Carlotti 2001)。

 目立ちませんが、それはとてもありふれた照明と通気の問題解決法でした。
 角度のついた切り込み、および四角い穴を神殿の屋根の厚板に切り開くような方法を含めて、
 日光がこれらの小さな開き口を通って入ってくるようにしていました。
 オペト神殿や列柱室も、この照明方法を利用していました(Clarke and Engelbach 1990:170-171; Personal communication, Peter Brand)。

***

 格子窓の説明の途中がちょっと分かりにくいですが……、
 映像で見たほうが分かりやすいかもしれないところです。

 神殿の柱がどうしてあんなに密集してるかについては
 「神殿大百科」にも載っていました。

 あまり新しい情報ではないですが、しっかり確認できた感じです。

 今は個人的に、ペル・アンクの情報がほしいところです……。
 神殿の書記って、どうやって読み書きしていて、書物はどう保存されていたんだろう??
 という疑問です。
 どこかで見つけたらチェックしてみます!

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心はイウヌ在住。ラー神信者。

 古代エジプトについて趣味で勉強中。
 正式にはまったく学んだことのない、完全な素人です(笑)。
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