古代エジプト関連限定ブログです! 宗教思想関連多め
●日本のエジプト発掘40周年
http://drhawass.com/blog/celebrating-forty-years-japanese-excavations-egypt
うわー! 日本が取り上げられて嬉しい(愛国心に溢れてるみたいな自分・笑)!
しかも左の画像のプリンス・カーエムワセトが読めて嬉しい(それくらい誰でも読めるだろ)!
さらにその上の、ソカル神のヘヌ舟!!
ヘヌ舟、今度絵のモチーフに使いたいと思っていたので。目にすることができて嬉しいです!
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最近、エジプト博物館で重要な展示会が開かれました。
日本のエジプトにおける40年間の発掘作業の展示です。
それは、これら多くのプロジェクトを指導した、吉村作治氏の仕事であることを強調します。
吉村氏は、特にギザのピラミッドに興味を持ち、大ピラミッドの中を南へ、そしてスフィンクスの近くまで、調査しました。
また、彼らのより主だったプロジェクトは、大ピラミッドの内外をスキャンすることで、それらは多くの興味深い結果を提供しました。
日本のチームはまた、ダハシュールとアブ・シールの重要な作業も指揮しています。ダハシュールでは、航空写真術を用いて、多くの興味深い墓を発掘し、その一方で、アブ・シール南では、カーの家と呼ばれる、カーエムワセト王子(ラムセス二世の4人目の息子)に属する建造物を発見しました。
しかし私は、
吉村氏が指導したプロジェクトのうち最も重要なものは、ユネスコとの協力でもたらされたもの――王家の谷におけるアメンヘテプ三世の墓の復旧作業であると信じます。
彼らは三年にわたってそれに従事し、我々は盛大な祝賀をもってその墓を開くことを望んでいます。
カイロでの展示会は、吉村氏の発掘した彫像が、多くの非常に興味深いオブジェクトと共に、展示されています。
たとえば、スフィンクスの形をした横たわるライオンの、前足のあいだに、他の彫像と同じように、クフ王のカルトゥーシュが刻まれているものなど。これはおそらく第5または6王朝に遡るものと思われます。
吉村氏は非常に誠実で、実際にエジプトを愛するgood manです。私は彼を、親友の一人と思っています。
彼は日本とエジプト両国にとって、重要な仕事を進めています。
日本では、彼は映画俳優よりよく知られています。これは、彼がエジプトで働くために資金を調達するのを助けます。
これまでに我々が共に行う、最も重要なことの一つは、
クフ王の第二の太陽の船の復旧作業です。
それは今までに封が解かれ、船の穴が残されています。
1987年、ナショナル・ジオグラフィックがその穴にカメラを侵入させました。すると、船の木材は虫たちによって害を受けていることが判明しました。
その後、吉村氏は日本の政府から資金を調達しまし、船を虫たちから守るために虫たちを殺しました。
そして、彼は穴の中にカメラを設置し、ギザを訪れた観光客がその中のボートを見れるようにしました。
それはこのボートの復旧のための主な事業であり、保存の歴史の中で最も優れたものの一つとなるでしょう。
吉村氏に名声を与えなければなりません。
この人物はそのよき仕事において記憶されるでしょう。そして私は、彼が日本で最も素晴らしい学者の一人であると考えます。
今私は、我々の友情のため、記念論文集(学者の経歴および業績を祝う本)を、彼にささげるために整えているところです。
この本は、私からよき友への、またエジプトから彼がしてきた多くの重要な作業のために送られる、感謝の印です。
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ザヒ博士と吉村先生は、感性が近そうですよね。
アメンヘテプ三世の墓の壁画は、
早稲田のエジプト展で写真が引き伸ばされて展示されていましたが、女神のドレスの装飾など、魅力の多いものでしたよね。
ぜひ、この目で見てみたいと思いました。
機械などの技術で日本の名前が出るのも嬉しいですが、
個人的に、修復という尊い作業で日本人が関わり、成果を挙げているというのは、とても誇らしいなと思います。
俳優より知名度が高い……そうかも(笑)。
資金については、その通りですよね。大事なことです