流れで詩を訳してみようになったので、初めてチャレンジします。
単語になじみがなさ過ぎて大変…あと、古代人も現代人も変わらないって思えるいい資料だけどだからこそやっぱ愛とか恋とか言うやつはダメだ…(笑)
文法の説明をみつけてないので困ってます。二つの訳を見て、ガーディナーのほうに近くなってるなと思ったけど、どのみち意味が分からんところも多く…。
一応せっかくやったのでメモのつもりで。
節のことスタンザって言うらしい…(そこから)
ガーディナーの訳とヒエログリフ転写(PDF)⇐原典の写真もあります。
音訳も併せて、画像は戴いたものです。そのまま使います…。音訳は
UCLから。
今回は原典をあまり確認してないので元のヒエラティックとの比較は載せません。訳して詩の構造を見るので精いっぱい…。
⇐クリックするともうちょっと大きく見れます。
⇐一応、原文はこんな感じ。えーと。
訳はちょっと曖昧なところあります…。14番目の文のqnwとか分かってないですw
それから内容について、教えていただいたところによると、
9番目の文は心臓がこの女性に言ってること。急かしてるんですね。
13番目のsnt「姉妹」は、心臓にとってで、最愛の人というニュアンスを含み(恋人という意味に使われるもんね)、ここではこの女性のこと。
このへんちょっと分かりにくかったんですが、あの『男とバーの対話』を思い出すと、別々に向かい合って立って話してるみたいな、そういう感じなのかもですね…。来るってそこに居るじゃんって言いたいけどw
大きく二色に分けていますが、
詩のこの節の中にも、はじめと終わり、そして真ん中の「枠」があり、
前半が(恋)心がこの女性を狂わせている様子、
後半はこの女性が心に呼びかける様子を表現しているようです。
第4、はエジプト語でfdnwというようですが
この節の一番初めと一番最後に、ifdという単語が使われているのと関係しているらしく、
例えば第2節snwではsn(兄弟、彼)という単語が同じように始めと終わりに現れるというように、全体的に節のまとまりが工夫されているそうです。すげえな。
それから、単語に色を塗っていますが
くり返して表現しているところがあるのと、
ヒエログリフのほうにも色を付けた、はじめと終わりの部分は、
近い単語を逆順に使って、囲うような表現をしているように感じます。
この、単語(や文)がその説全体を囲うように配置されるって、前に順番がおかしいと指摘したあれもそういうつもりなのかなとか、
新王国後期あたりからになるのか、そういう表現がカッコいいみたいなのがあったのかもしれないなあと思いました。
あとは・・・
詩とか初めて見たけど、第~節とか文の途中にわざわざ説明入れるんだと思った。赤で書いてるし。わっかりやす。(北の宮殿4とか訳してしまって笑う mHがなんかわからん。館というか、その「区間」を、満たす的な?)
分かり易いと言えば、文の区切りも赤丸で示してくれています。たすかるなー
ひとつ、赤〇がないけど別の文としてるのがある。ちょうど改行してるし、意味的にそうかなって感じで勝手に区切ったっぽい。けど、
文の数とか見ても、この区切で正解なんじゃないのかな?
いやー
構造凝ってるなあ…。
教えてくださった方が他のでもやってましたが
もっと複雑で、なんていうか、立体的な構造になっているものもあるみたいで
そういうの知れたら面白そう。何か使われてないかなあ…。