古代エジプト関連限定ブログです! 宗教思想関連多め
Egyptology Newsのアンディさんが復活されたようで。
記事がいっぱいあがってます。
とりあえず、いつも一日の記事の締めで載っている写真一枚に
「ハピ神だ~!」と盛り上がりました。
メムノンの巨像から、ということは、台座に描いてあるのでしょうね!
ハピ神大好きなので。
たとえ腰に紐をぶら下げているだけでも!!
ところで、
「ハピ神が外来のものだ」というフランソワ・ドマの主張、
初めて聞いたのですが、そういうことになってるのですか?
見た目エジプトっぽいけど……。
この、腰の紐がエジプトらしくないとか、そういう?
漁師の格好がこんなの、と解説しているものを見た覚えがありますが……。
漁師の格好自体、よく知らないです……。
さてニュースブログに戻り。
えー。いろいろ書いてあるのですが、面白そうなものだけ。
●ミイラの叫び
http://www.archaeology.org/online/features/screaming_mummy/
「叫び声をあげているミイラ」。
確かに、どこかで見た表現です。
上記のサイトに載っている写真を見ても、確かに、叫んでいるように見えるような……。
ミイラを取り上げると、よくこのように、
“叫んでいる”として、
「彼女(彼)は死の直前、どれほどの苦痛を、または恐ろしい体験をしたのか・・・」
「ミイラの死をめぐる秘密・・・」
「死の瞬間に訪れた恐怖とは・・・」
なんて表現されたり。
実際、写真に見られるように、
ミイラの口はぱっくり開いて、唇のつなぎ目が後退している様子が、わなないているようにも見えます。
だけど、これらのミイラは本当に“叫んでいる”のでしょうか??
このようなミイラの例は、エジプトだけでなく、世界中で見られます。
ディケンズの『クリスマス・キャロル』に登場するマーリーの亡霊が、あごを支えるように頭から布を巻き、あごの下でくくっていたという描写にも、
そういった事実(遺体のあごはくくりつけていないと“叫びを上げているように”口を開くのだということ)があらわされています。
・・・・・・
いろいろ、例が挙がっていますが、
だいたい想像が付いたでしょうか。
そうですよね、私たちも、ふと気づくと、口を閉じていても、いつも口の中で歯が合わさっていることはないですよね。あいている時のほうが多いというか。
あごの筋肉は、放っておくと伸びっぱなしで、口があいちゃうもので、
閉じるときに、筋肉の働きが必要になるわけで……、
死んでしまったら、筋肉は働かないから、口はあいちゃうんだ、と。
特に、枕を敷いたり、あごを固定したりしていないと、そうなってしまうのが当たり前だということらしいです。
開いたあごに引っ張られるように、口もあいて、
「叫ぶ」ミイラの出来上がり、というわけで。
……この記事長くって、
死後硬直についてを考えるなら、それは「指先(何かを握る)」などで現れることがあっても、全身が硬直することはあまりない、みたいなことや、
『叫び』と考える理由が、幼いころ培った「ひとの表情を読み取る」能力が自然に働くためだ、とか、
書いてくれています。
最後のまとめもおもしろそうなので、
興味のある方はどうぞ!
●ジャコメッティの作品と古代エジプト
http://www.turkishweekly.net/news/66021/-how-giacometti-s-art-walks-like-an-egyptian.html
ジャコメッティって、針みたいな人像を作ったひとですよね。
(すみません、こういうことに疎い・笑)
高校のとき友達との会話で出てきて、そのとき初めて知りました(決してまじめな会話ではありません)。
岡山出身なので、倉敷の大原美術館に行った事がありますが、そこにあった記憶が……。
それにしても、意外なつながりに驚きです。
骨と皮みたいな像(像?)しかイメージないので(失礼な)……。
古代エジプトに惹かれ、そういう作品も残している、ということです。
どんなのだろう。画像がほしいですね……。