2009.3.8「素敵な宇宙船地球号」
世界遺産の光と影vol.13
録画していたものをやっと見ましたよー。
まず、遺跡を浸食している地下水による塩害については、
ザヒ博士が何度も(ブログでも)訴えているので、聞いたことはあったのですが、
今回、この「割れ目」が
古代からあったもの(エジプトの大地の形ができた時からあったらしい)ということと、
特に、
古代人が、それに沿って墓を掘っていたということ、初めて知りました。
こういうのを見ると、
ひとつの遺跡とかでも、いろんな専門家が見ることで、いろいろ明らかになるんだなあと思います。
ギザ大地の、西側の砂漠にまで住居ができているとか、
そのあたりの生活排水が、遺跡に影響を及ぼさないように、でっかい壁で仕切っちゃってたとか、
知りませんでした。
それでも、地下水が出てくるので、
とりあえず引き上げて、まとめて浄水して、川に戻そうとしているらしいです。
***以下は個人的な感想です。
壁を見ると、異様な感じがしますね。
ザヒ博士は、ギザに通ったアスファルトの道も、ひっぺり剥がしてしまおうと考えているようですが……、
なんだか、それでいいのかどうかは疑問です……。
もちろん、個人的には、
もっともっと、古代エジプトのことが明らかになればいいと思っているし、
すばらしい遺跡は、残っていてほしいと思う。
でもなあ……。できるのかなあ……。
そんなこというなら、カイロの下のほうにも何かあるかもしれない。
でも、みんな出て行けーってわけにはいかないだろうなって思うんですよね。
まあこれは、ちょっと極端ですが(汗)。
京都とかでも、
けっこう不便なところだと聞いたことがあります。車が入らない。
他所から来たのが、そこの「現代の」生活に制限を加えたりして、よいものなのか……。
難しいと思いました。
この原因が、
自然のものなのか、人間の生活の仕方にあるのか、
分からないですよね。
両方かもしれない。
どっちにしても、どうしようもない気がする……。
と、自分みたいに諦める人ばかりだと、
遺跡はこんなふうに、残ってないのでしょうね。
あはは……(汗)。やばいやばい。
番組を見ていて、漠然と、
初めて自分がエジプト行く頃には、
(それが何十年後になるんだろう…)
これらの遺跡は、もしかして見れないのかも、とか、思ってしまいました……。