古代エジプト関連限定ブログです! 宗教思想関連多め
●第21王朝(タニス朝)の聖なる湖
http://news.yahoo.com/s/nm/20091015/sc_nm/us_egypt_archaeology
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文化省は木曜に、考古学者が古代タニスの廃墟の中にある、エジプトの女神ムトの神殿で、ファラオ時代の聖なる湖を発見した、と発表しました。
同省によると、エジプトの東部デルタ地区にあるサン・アル=ハガルの考古遺跡の地下12メートルで見つかったこの池は、長さ15m、幅12mで、石灰石のブロックで構築されていました。状態が良いということです。
これはタニス(3000年以上前、古代エジプトの第21王朝における下エジプトの都となった)で見つかった二番目の聖なる湖で、はじめの湖は1928年に見つかっているということです。
ムト女神はときにハゲワシとして描かれるアメン神(風と生命の息吹の神)の妻です。彼女は月の神コンスの母でもありました。
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ムト女神についての説明を他のところからも引っ張ってみます。
http://www.presstv.ir/detail.aspx?id=108763§ionid=3510212
The goddess Mut was an ancient Egyptian mother goddess often depicted as a white vulture. She was considered a primary deity of ancient times and was also depicted as a woman with the crowns of Egypt upon her head.
女神ムトは古代エジプトの母なる女神で、しばしば白いハゲワシとして描かれました。彼女は古代には主要な神とみなされており、エジプトの冠を頭上にいただいた女性として描かれることもありました。
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タニスについて書かれたサイト(英語)です。
聖なる湖についても言及しています(2006年11月の記事)
http://www.touregypt.net/featurestories/tanis.htm
アメン神殿の南西に、一回り小さいムト神殿があるんですね。
しかもムト神殿は、この図によると、コンスやアスタルテも一緒に祀られているようです。
タニスのアメン大神殿の見取り図?があったです。
http://www.planetware.com/map/tanis-temple-precinct-map-egy-ttp.htm
同じような見取り図ではないですが、
タニスのムト神殿についてはこちら
http://www.egypttravelsearch.com/Temple/Tanis_Temple.html
ムトとセクメトの彫像があるそうです。
「この二つの組み合わせは面白い」とあります、本当にそうですね。なんとなく分かる気がしますが……。
でも、「ルクソールではセクメトがムト神殿で優位に立っている(そうなんですか?)が、一緒に表現されることはない」そうです。へえ~。
久々にニュースらしいニュースでした。
っていうかサイスとタニス間違えたりしてすみません(苦笑)。
デルタの西と東じゃ大違い……ごっちゃごちゃになってしまいました……。
サイス朝は26王朝ですよね。