中エジプトのミンヤ県(古代のヘルモポリスあたり)でトト神官の墓発見か
参考
●20の石棺や木棺(うち5つが石灰岩製の人型石棺でヒエログリフあり)
↓
①・そのうち一つが26王朝初代王プサムティク王の息子のもの、「the head of royal treasurer」や「オシリスとヌトの神官」という珍しいものを含む多くの肩書
②・二つ目の石棺はホルスに属し、ヌトが羽を広げているシーンを胸部に描写。その下に死者の肩書、特に「royal treasurer」。
③・エピ(イピ)の石棺は縦のラインのヒエログリフ、死者の名と肩書。
→写真あり、ヒエログリフ縦5行。うち真ん中3行が所有者を示す内容らしい。(ちなみに左右はそれぞれ右がハピ、左がドゥアムテフというホルスの息子のうち二人の「話す言葉」が書かれてある様子)イピの名は右から2行目。
④・ジェドジェフウティイウエフアンクの石棺はよく磨かれており、このシーズンの発見で最も重要と思われる。肩書が「royal treasurer」に加え下エジプトの印爾官xtmty-bity、王の唯一の友smr-wa.tyとかなりの地位。
→写真あり、ヌトの図が上部にあるヒエログリフ縦9行以上(はっきり見えない><)。ジェドジェフウティイウエフアンクの名前は中央よりひとつ右の行、蜂の図(bit)の少し下に。
*
写真にはあまり「磨かれていない」石灰岩性と思われる人型の石棺が見えますが、少なくともどちらかはプサムティク王の息子か、ホルスという人名のもの(手前の石棺は胸に羽を広げた模様っぽいものが見えるのでそれがホルスかな?)だと思うのですが、正面から丁寧に写した写真が見当たらず確認できないです。残念><!
***
一番言いたいのは
日本語に唯一訳されてるこの記事
の、
「天空の神ホルスにささげられた石棺」などない、ということです…。
外国の他の記事でも時々見ますが、名前が同じだったので勝手に神様だと思って加えたのじゃないでしょうか…。
ホルスの肩書が「royal treasurer(王家の出納係)」ってやばいですよw