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●シナイ半島で新王国時代の神殿を発見
http://drhawass.com/blog/press-release-new-kingdom-temple-discovered-sinai
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SCAの調査団が巨大な新王国時代の神殿をシナイのテル・ヘブア地域で発見しました。
神殿内にはトトメス二世からラムセス二世の治世にかけての銘文が発見されています。
この発見はシナイにおいて史上最も重要な発見のひとつである、とザヒ博士は評しました。
神殿はこの地域でもっとも大きなもので、
エジプト東部の国境として戦略的に重要な位置であったために、古代において極度に強化されていました。
神殿は80×70平方メートルほどの広さで、日干しレンガで造られており、4メートルの厚さの壁で覆われています。
それは、ホルス、ハトホル、テフヌト、モンチュおよびレネヌテトなどを含む神々のイメージで飾られ、合計34本の柱をもつ四つの長方形のホールから成ります。
そこにはさらにトトメス二世およびラムセス二世のイメージもあります。
ザヒ博士は、それがエジプト東部国境地帯のための重要な聖地だったことを、神殿に関する以前のの研究が示す、と言いました。
その壁は鮮やかに彩られ、多くの礼拝堂と共に三つの石灰石の清めの器を収納していました。
モハメドAbdel Maqsoud博士(この地域の発掘責任者)は、
この神殿の東および西へ、それぞれ13の部屋を持った2グループの倉庫を発見したと言います。
これらの倉庫はおそらくセティ一世、ラムセス二世とセティ二世の治世のものだと考えられています。
その中から、発掘チームは幾千もの銘文と、セティ一世、ラムセス二世そしてセティ二世の印章を発見しました。
ひとつの、特に重要な例は、
セト神(後援者であるヒクソスの州都アヴァリスの神)の前にラムセス一世が描かれたものです。
アヴァリスは、今日テル・エル=ダブアとして知られている、テル・ハブアから50メートルほどの距離にあるナイルデルタの東側の地域です。
メモ:報道では、4つの神殿が新たに発見された、としているところがありますが、それは正しくありません。
4つの神殿が近くの地域で知られていますが、新たに発見されたのは一つだけです。
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はっきり見えませんが、上記のページの右下にある写真は、モンチュ神ですか?
太陽がでかいけど、上に羽があるみたい……?
あっ、あるサイトに「ラー・ホルアクティー」ってあったよ……(汗)。
同じサイトにもう1枚。
「供物をささげるラムセス二世」とのこと。
一部しか見えませんが、パンをささげている相手はゲブ神でしょうか??
いや、頭の上に「ゲブ」の字があるからそう思っただけです……。
ゲブ神もいる、とあったので、そうかも。
あと、ラーホルアクティと、ハトホルもいるそうですよ。
ラーの画像はあれ、ということで、他の神様も見たい!!
現場はエジプトとパレスチナを結ぶ古代の軍事道路「ホルスロード」沿いにあり、古代エジプトの東方遠征の拠点だったとみられている、とか、
近くにみはり台もあった、とか、日本語で見ました。
とりあえず、発見されたのは一つで、今までで最大だということです。シナイでは。