忍者ブログ

古代エジプトのこと

古代エジプト関連限定ブログです! 宗教思想関連多め

岡山のエジプト展に

行ってきましたよ~!

 P1020085.JPGお土産です(笑)。付箋なんですけど。これなら使うし、いつも神様が見守ってくれてる、みたいな(笑)。

 えーっと。エジプト展ですが、
 すごく少なかったです。ちょっと物足りなかった……。
 でも、あれくらいなら、棺のヒエログリフとかゆっくり読んだりできるのでいいかもしれません。

 目玉は一昨年(2007年)にダハシュール北遺跡から発掘された
 中王国時代(第13王朝)の夫婦の箱形棺と、
 新王国時代(第18王朝?)の人型棺です。

 テーマが、「古代エジプトのミイラと死生観」。魅力的です。
 が、いかんせん展示物が少ないので、なんというか……得るものが少なかったというか……いえ、生意気言ってすみません。
 まず神像(5~10センチくらいの?)がいろいろ展示されていたりしました。
 末期王朝時代の、無難な感じのやつです。
 神様の説明とか、一覧みたいなのが図入りであって、
 軽く、ホルストセトの争いを紹介して。
 アニのパピルスの画像を引き延ばしたような写真パネルと、死者の書の内容を説明したものがあったんですが、
 画像がぼんやりしていてすごく悲しい…というか、そういうのは本で見ればいいような気がするし……。
 というか、メニトを首にかけた牛さんが「太陽神の分身」とされていて、あれれ?とか思っちゃいましたよ。

 でも、供物台が一つ来ていて、冥界の神々に祈ってるような文が見れたのは嬉しかったです(細かいところはよくわからないのですが)。
 そういえば、香か何かを入れるパレット(古王国時代のもの)が、楽しそうで、
 ペンで書き写していたら、インクは使っちゃダメって怒られました……。
 インク物だめだったんですか……全然知りませんでした、すみません(涙)。
 ということでシャーペンで写してきました。まあ写さないでもハガキとかあったんですが。

 それから、えーと。
 ミイラ作りや医療に使われていたらしい道具も、オンボスの神殿の壁画写真と一緒に展示されてましたが、
 あれも、ほとんどが後代(ローマ期以降)のものだそうで。
 あ、サッカラで見つかった第27王朝のジェドホルベスのステラ。なんか不思議なステラで気になりました。
 もうエジプトらしくないというか……上の段は一応、ミイラ作りをしてるんですが、下の段、左に座ってる人、エジプト人じゃないし。でも右の二人はエジプトの神官か召使っぽい?
 なにを示してるんだろう?

 えーと。あ、あとアメンヘテプ三世のスカラベ護符?がありました!
 これいいなあと思って見ていたのですが、やっぱりまだよく読めないです…名前くらいしか(涙)。
 ちょっと、こっちもがんばろうと思いました。
 こういうのいいですね。こういうのがもっとあれば!と思いました。

 で、一番楽しかったのはやっぱり棺で、
 まず、中王国時代の二つは、葬祭神官(ヘム・カー?)セベクハトとその妻らしいセネトイトエス。
 オレンジ色の箱型棺で、両目とその周りの装飾がきれいです。
 それ以外は、ほとんど装飾はなく、コフィンテキストらしいものもみられないです。
 周りに、帯のようにヒエログリフが書いてました。
 東側面の上方は、セテプ・ディ・ネスウ構文(これまだよく読めないんですが)。オシリス(称号)へ声による供物。鳥とか布とかその他いろいろの清められたよいもの・・・とか書いてるんじゃないでしょうか(勉強しろー!)。
 すみません、もう少しちゃんと勉強します。
 これくらいの銘文が、今の自分にはちょうどいい気がします。
 縦には「イマアキイ・ケル・神名・死者(スペースが余ったらマアケルウも)」が並んでます。
 東面にはハーピ、ゲブ、ヌト、ドゥアムテフ。西側にはイムセティ、ケベフセヌエフ……あとだれだったかな。
 西側の上にはアヌビスに何か祈りをささげてあったような。読めてないですね……。
 北面上部は横に「イマアキイ…」でネフティスの名前。縦は、左右どちらもヘリオポリスの九柱神。
 南面が、上はイシス、右(東)がセルケトで左(西)がネイトでした。
 セベクハトのも、妻セネトイトエスのも、ほぼ同じです。

 もう一つは、新王国時代の人型棺で、
 職人の称号を持つ「チャイ」のものです。子供の小さな箱型棺(無装飾)と一緒にみつかりました。
 黒い樹脂を塗った上に、黄色のインクで書かれています。
 足の裏で両手を掲げているのは、たぶんイシスです。でも頭のほうにネフティスはいませんでした。
 胸にはムト女神がハゲワシの姿で羽を広げています。そこから体の中央をまっすぐ、ムト女神のセリフらしいものが伸びてます。えー、読めません(笑)。
 この棺には、神様の絵がいくつか書かれてあって、アヌビスをはじめホルスの四人の息子たちが左右に同じように描かれてました。
 上側の装飾、足の左右にピラミッド型のしるしがあるので、墓の職人だったのではと考えられているそうです。

 もう一つ、パネルで紹介されていた「アメン神殿の職人の長ウイアイ」の棺も、こんな感じみたいですが、
 これも見たかったなあと思いました……。

 そういえば、ホルスの息子たちを比較的たくさん見たような……。
 カノポス坪も二種類あったし……。

 まだまだ、見れてない部分も多いと思います。
 美術館とか、行き慣れてないから、どう見てよいのやら(笑)。
 というか、レプリカとかいらないと思ったのは私だけ??
  

拍手[0回]

PR

コメント

プロフィール

HN:
あやめ
自己紹介:
 古代エジプトについて趣味でいろいろ。
 ド素人が楽しくやってるだけのブログ。間違いもいっぱいあります。気付いたら直します。ご指摘感謝です。
 エジプト語読んでみる、とか書いてますが、ほとんどは訳を参考に、元の表現を確認しているだけ。文法がふわふわ。
 気が向いたときやるかも、みたいな。

カレンダー

02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

最新コメント

[07/23 匿名希望]
[07/23 しょうもな]
[05/27 ぱああん]
[07/16 匿名希望]
[01/16 天平]

P R

アクセス解析