古代エジプト関連限定ブログです! 宗教思想関連多め
●王が白冠を頂いて描かれた最も古い画の発見
2011.7.4 ※追記は一番下に
【画像あり】
http://luxortimesmagazine.blogspot.com/2011/07/oldest-depiction-of-egyptian-king.html
上記のページを軽く訳します。
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ザヒ・ハワス博士によると、
マリア・カルメラ・ガット博士(アスワン-コムオンボ・プロジェクトのディレクター)は
アスワンの北西、ナグ・エルハンドゥラブNag el-Hamdulabで
上エジプトの冠をかぶる王が描かれた最古の絵を発見しました。
※“再”発見、だそうです
この絵は、国家の式典の様子を描いたもので、第0王朝にさかのぼります。ハワス氏:
「この発見には多くの象形文字的な画が含まれ、
はじめに描かれたものは、別のの王朝時代で知られている王家の式典であることにまず間違いないだろう。
それは王が白冠をかぶり、ホルスの従者または国家の判事らと同行している場面である」
マリア・カルメラ博士:
「この発見は、アスワンのナグ・エルハンドゥラブの西岸でラビブ・ハバシ博士が発見した遺跡の調査内容を更新するか、完成させるものでしょう。
最新の研究では、その遺跡が第0王朝の、ナルメル王の墓(BC2960-2770)と同じ頃にさかのぼるとされているのです。
この発見の重要性は、
王に監督され同行するもの――二人の標章を運ぶ者と、一人の扇持ち、一匹のイヌ――を描いた、王先王朝時代の岩絵であるという点で
独特であるということです」
ナル・エルハンドゥラブの画と、
さそり王の棍棒頭、ナルメル王の棍棒頭そしてナルメル王のパレットに描かれた図には
かなり似通った部分が認められます。
つまり、
弓を踏みつけた男、地に横たわった捕虜をつかんでいる男の図です。
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画像をもっとはっきり見たいですね。
線で起こしてくれるとありがたいです、特にPCの画面ではなかなか……。
発見されたばかりなので、これからでしょうか。
個人的には、標章の上にどんな図が描かれていたかがちょっと気になりますが
図の様子を見ると、あまりはっきり分からないかもしれませんね……。
とにかく
戴冠式の様子らしいので、図をよく見てみたいです。
素敵な発見ですね~!
古いもので、図があると、嬉しくなっちゃいます。
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《追記》
似てると書かれているサソリ王やナルメル王の棍棒頭・パレットの画像
・さそり王の棍棒頭
http://xoomer.virgilio.it/francescoraf/hesyra/new/Scorpion.gif
・ナルメル王の棍棒頭
http://iteror.org/big/Source/images/NarmerMacehead_DrawnIfrah.png
・ナルメル王のパレット
http://www.unc.edu/courses/2005fall/art/080a/001/IMAGE%20BANK/images-early%20dynastic%20egypt/NarmerObverse.-web.jpg
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岩絵の
大きい画像ありました!
線に起こしている途中のものも!
http://www.egyptologyforum.org/bbs/Nag_el-Hamdulab.html
これからまた詳しく調査されるのだと思います。
詳細が分かったら、また…。
◆続きはこちらの記事に。
マリア・カルメラ博士のブログから。
http://siryoumemo.blog.shinobi.jp/Entry/202/
より細かい内容はこちら
http://siryoumemo.blog.shinobi.jp/Entry/203/