ステラの文で好きなやつ
(xt nb.t nfr.t wab.t)dd.t pt qmA.t tA inn.t Hapy
「天が与え、地が創り、ハピ(ナイルの増水)がもたらす」清き良きあらゆるもの。
(メトロポリタン美術館所蔵) それらが死者に与えられるように。という祈りの文句。
(上のやつちょっと字が違うけど分かりやすくしてみた。単語の書き方のパターンはいろいろっすよね)
「天が与え、地が創り~」
と覚えてたんですが(いやそれで合ってたw)
分詞(動詞の形容詞化)の(未完了相)
受動態?
違った能動態だった…何見たの!?なのでは……と思って。 「t」がつくのは…その前の名詞xt「もの」にかかってる形容詞、ということでの語尾変化(女性形)かな。
(一瞬不定詞かと思ったけど不定詞はrditの形だった…ううう 全然覚えられん)
そもそも分詞じゃなかったらごめんなさい。
えーなんか主語が変わったら関係形とかじゃなかったっけ!? でも関係形は分詞の受動態の形で能動態で訳して…え???わからんww
文法知識がふわふわ過ぎる。
これ、
「清きもの、良きもの、」と切って訳すこともできそうで
「天が与えるもの、地が作るもの、ハピがもたらすもの」
と、ひとつずつ区切ってる可能性もあるのかも。と思うんですが(ある?かな?どうでしょう???)
この三つ、出るときたいていひとまとまりだし、
天と地とそしてナイル。という、エジプトの自然の恵みを網羅している感じがすごくするので
まとめて訳したいですよね。
なんかすごくエジプトらしくて好きだし、
rdi(与える),qmA(創る),ini(もたらす)と、動詞を分けて表現しているのも、美しいなあと思います。
能動態なら日本語でも響きがいいしね(受動態かと思た)・・・。
たまに見るけどいつもじゃない感じ・・・
(自分が、よく見たり聞いたりするのは、たいてい、xt nb.t nfr.t wab.t のあと、anx.t nTr imが入る感じですが、そこに挿入されてる様子)
いいもの全部ッてのを強調したかったのかなー。
古王国は、王による供物、○○神(への)~の後、新月祭満月祭ウワグの祭りトトの祭りソカル祭~というのがあったっぽいけど
そういうのはなくなっていったり(書いてるのもあるけど)
変わっていくのだなあ・・・。
上の図は、13王朝のテーベのものですが
これなんかは、18王朝って書いてますね。しかもエレファンティネ。
地域の差、というわけではなさそうですね。
時代については・・・
首都圏テーベの習慣が遅れてエレファンティネに伝わったと考えたらありそうかも?
勝手に想像するやつ。
ほかにも
ヒエラコンポリス、中王国アビドス、中王国 …って、それっぽいデザインのしか見てないので、中王国のしか抽出してない感じかもw
中王国のステラはなんか、供物の前に人が家族と居て、文がその上か下に横書きされてる。くらいのイメージ。字は大きめで文になってる感じがあって、図像があちこちごちゃごちゃしてない、かなって。
新王国のは、
まず神さまが描かれてて、
礼拝してる。というイメージ。
家族がいたらすごい区切ってそれぞれ説明してある。字が多い。みたいな・・・(あと人間の線が細い)
イメージなので全部がそうじゃないと思います…
あ、古王国は、
でっかい人バアン(たまに+小さい人)、
供物台ドン。
供物の種類の羅列(絵文字かな)…という感じがしている…(そして人間の肩幅がすごい。いかつい)
いや、ざっと見た目で分けようとするとっていう話です…。てきとう