古代エジプト関連限定ブログです! 宗教思想関連多め
●女性だと思われていた男性のミイラ
http://www.newsday.com/news/local/nassau/ny-limumm2412910051jun23,0,1461405.story
こちらも、少し長い記事です。
http://www.nydailynews.com/news/2009/06/24/2009-06-24_brooklyn_museum_mummys_a_daddy.html
火曜(2009.6.23)の話みたいです。
レディ・ホルとよばれていた2500年前のミイラの話。
カルトナージュ棺が女性の形をしていたから(下のサイトのほうの記事では、あごひげが欠けていたからとあります)、女性と思ってそう呼んでいたけれど、
CTスキャンで陰茎と陰嚢が映され、男性と判明したとのこと。
レディじゃなかったんですね。
このミイラは、70年も前(正確には1937年)にテーベで発見されたものだそうで、
ブルックリン美術館に保管されていたといいます。
これ、タイトルがいいんですよ。
マミーはなんとダディーだった!! みたいな……。
笑。……あれ、勝手な解釈?
ブルックリン美術館から、4体のミイラがCTスキャンのためにノース・ショア大学病院にお出かけしているみたいです(6月30日まで)。
そのうち一体がこのレディ(あ、もうレディじゃないか)・ホルで、
ほかにも、Pasebakhaienipetという人のスキャンでは、食道に5インチほどの葦が差し込まれていたといいます。美術館の学芸員Bleiberg氏は「今まで見たことがない」といいます。
……どうして葦が入っているんでしょうね?
CTスキャンは、ミイラを解体したりすること無しに、ミイラの状態や死因、病歴などまで明らかにすることができるそうです。
スキャンの結果は、美術館で展示される予定だということです。
●性別判明
http://www.theage.com.au/national/after-2000-years-scan-solves-mummy-mystery-20090617-chw9.html
こちらは2009.6.18の記事です。
2000年前に、7歳くらいで亡くなったと思われる子供のミイラがCTスキャンにかけられ、男の子だと判明したという記事です。
ミイラの覆いは女の子のように見えますが、ミイラと一緒に見つかったパピルス(おそらくテーベで見つかったと思われる)にはホルスと記されており、それは少年の名前である、と、シドニーのニコルソン博物館の学芸員、マイケル・ターナーは言います。
このミイラは1850年代にチャールズ・ニコルソン卿によって集められ、約150年間、博物館に保管されていました。
記事の中に、こうあります。
「私たちは、彼が少年であり、ホルスという名前を持っていたことを知りました。
それは、彼自身に個性を与えます。彼は、ただの博物館の展示物ではなく、実在していた人物なのです」 「エジプト人は名前が永遠に話されるよう望みました。」
「名前が失われれば、無へと消え去ってしまうのです」
--ジャネット・デービー氏(ビクトリアン法医エジプト学研究所の学者)
CTスキャンは猫と子猫のミイラにも行われたそうです。