古代エジプト関連限定ブログです! 宗教思想関連多め
●ルクソール西岸の神殿の保護!
http://luxor-news.blogspot.com/2009/06/saving-west-bank-temples-in-luxor.html
最後の一節を除いて訳します。
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記念物周辺の、地下水位の上昇とそれに伴う破壊問題についての、よいニュースがあります。
この問題は、アスワン・ハイ・ダムの建造によって農民が水を年中使えるようになったということに関係します。神殿はナイルの増水が、一年のうち実質3ヶ月間であり、残り9ヶ月は乾燥しているであろうことを考慮して建てられました。農民は一年に一つの作物を育て、満ちた水が引いていけば種をまき、そうしてその年の作物は生長し収穫されたでしょう。
こんにち、水は一年中使えます。農民は彼らの土地を灌漑し、年に2、3種類の作物を得ることも可能です。
これによって水位が上昇し、神殿はこうして一年中水の上になってしまうのです。これは石を腐食し、砂岩をふたたび砂に戻します。最近行われた、メディネト・ハブおよびセティ一世の葬祭殿での復旧作業はすでに影響されており、非常に危機的な状態にあります。
・脱水
カルナクおよびルクソール神殿では、それらの周りに巨大なパイプが張り巡らされ、内側の水を排出しナイル川に送り込むようにしました。
これは内部の水位を減少させるのに非常に功を成し、神殿は不安定でなくなりました(割れ目と傾斜が監視されました)。
次は西岸地区です。
私はこの企画を、パイプがガルナ(?)のセティ一世の葬祭殿からメディネト・ハブまでの西岸地区をナイル川に平行に沿っていくものであると理解しています。このパイプは耕地と神殿の間にのばされるでしょう。神殿の反対側は砂漠です。
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ブログに写真が載っていて、
ラムセウムやメディネト・ハブでパイプが設置されようとしているところだそうです。