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古代エジプト関連限定ブログです!
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http://weekly.ahram.org.eg/2009/934/he2.htm

 古代エジプト史上初めての『歴史書』。

 ロゼッタストーンの陰に隠れてしまっていたこの石の重要性が、再認識されている。
 この石は、古代エジプトの先史また初期王朝時代の歴史を物語る重要な資料である。
 考古学者はその石で15人もの先王朝時代の王を確認した。(よって、信頼できる資料である)
 それは、現存する最古の、古代エジプトの歴史書である。
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 という感じで書いてあるこのサイト。
 なんだか興味深いのですが、英語が……よく分かりません(笑)。

 パレルモストーンは、先王朝時代の王から、古王国時代の各王の治世について(第5王朝の初めまで)、その重要な出来事を年毎に刻んだ石で、
 はじめは毎年、後に隔年で王が国中の財産(家畜数とか?)を確認して回る様子とか、
 神像を作ったり、神殿を作ったりしたこととか、
 遠征に出たこと、そこで得たものとか、
 あと、ナイルの増水量とかを、記録してる、年表?みたいなのが書かれた石です。

 芸術的な価値がないとされて影が薄かった、とか(笑)、
 古代エジプトの先王朝時代が「原始的」といって想像するような低レベルな生活を送っていたのではなく、すでに王朝の「前触れ」といえるほどに確立した社会を作り上げていたと知れるもの、
 と書いてます。いまさらですが。

 最近(?)の研究(Toby A. H. Wilkinson “Royal Annals of Ancient Egypt: The Palermo Stone and Its Associated Fragments (Studies in Egyptology)  ”11/ 2000 )で、
 あいまいな表現の意味するところが明らかになってきた部分があるとして、 
 ページの下にいくほど、すごく興味深いことが書いてあるんですが、
 どうもはっきり理解できません。すみません。
 こんな感じで捉えてるんですが…。

 
<エジプトの神々の神性は、王の訪問と同時に出現する>という考え

 ・その中では、王がさまざまな神と同一視されて、さまざまな仕事を『その神として』行うような記述がされている(たとえば、神殿を建てるときなどに、『セシャト神として』基礎を作る様子とか) 。

 ・王にとって、各地に宗教センターを設けることは、王自身がその地の神であると示すために重要なことであり、
 その施設に献納された神への供物が、王を富ませていた。

 ・神の特性は、その信仰地に深く根付いていた(たとえば上エジプトネケブ――今日のエルカブ――の守護神であるハゲワシのネクベト女神は、胴やメノウ、碧玉などを有する東部砂漠へのアクセス権を象徴したし、下エジプトのぺ(ブト)は近東との貿易港として重要なポイントであった(=ウワジェト女神)。
 コプトスの神ミンの重要性もまた、その地がワディ・ハンママートの入り口で、紅海への最短ルート、金脈の眠る東部砂漠へのアクセスポイントということからうかがえる)。

 ・神々は、どのひとつとして他の神に勝っていると考えられたものはなかった。
 重要視されていたのは神それぞれではなく、実際には、戦略のため選ばれた場所そのものであった。

 ・そうした特性は歴史を通して変わる事はなく、そのためホルスを「エドフのもの」、セトを「オンボスのもの」ネイトを「サイスのもの」というような表現をするし、それら形容辞によってのみ特性を与えられた。

 ・こうした、戦略的な信仰の形成は、ピラミッドテキストにおいても言及されている。
王について“支配力を授けて・・・支配力を取り去り、それらから逃れるものはない”という記述は、王が神に対する支配力をもっていたことを示す(上記の意味での)。

 ・そういった、王の神との同一性と、神に対する支配力の行使は、ヘロドトスのクフ王についての記述(クフ王が地元の社を閉鎖した、とするもの)にも見られる。

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   ・

 うーん。
 ほかにも色々書いてそうですが、よく分からないのです。
 っていうか、上記のことも、解釈が間違っているかもです。

 抜き出した以上のことだけでも、自分にとっては結構衝撃です。
 土地に密接な関係のある神だとは感じていましたが、
 その土地から得られる産物の象徴として、意図的に設定されたものだった、なんて。
 本当は全然違う宗教体系だった?上エジプトと下エジプトが、それによってまとめられた、と。
 上下エジプトの統一が、王の絶対的な権力の上で成立したとよく言いますが、
 王=ホルス(神)というより、
 それぞれの土地を富ませる産物の所有者=さまざまな神=王、という感じでしょうか?
 そりゃ王様の存在が、それぞれの土地の人々にとっても重要になりますよね。
 ピラミッドも作れるわけです……。
 そして、それが崩壊した第一中間期あたりに、価値観の改革に迫られちゃうわけですね……。
 こういうのって、なんとなくは知ってましたが、どうも感覚的に理解できてなかったところがあるような。

 今まで知らなかった見方だ、と思いましたし、とても説得力があるとも感じました…。
 
 途中の、“「アヌビス神の誕生」または他の神の「誕生」として表現される・・・ミンとかヘリシェフとか・・・”のあたりが、気になるのですが意味がよく分かりませんでした。
 セド祭のこと? ナイルの増水のこと?? もっと別のもの???

 芸術的価値が低い、とみなされていたくらい、
 石の見た目は「よく分からない、表みたいなもの」です。
 ほとんど文になってないというか。微妙なバランスの記号が、枠に中に入ってるという感じ。

 自分がこの石に興味を持ったのは、 
 高宮いづみ著『古代エジプト文明社会の形成』
 を読んでからです。つい最近ですね……。
 細かく説明してくれていたので、もう一度見たいと思いました。

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あやめゆうき
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自己紹介:
心はイウヌ在住。ラー神信者。

 古代エジプトについて趣味で勉強中。
 正式にはまったく学んだことのない、完全な素人です(笑)。
 リンク先のブログ等をチェックし、好みで記事を選んでます……。
 突込みなどは、喜んでお受けします。勉強になります。

※相互リンクはエジプト関連のみ受け付けます。
 連絡はコメント欄でお願いします!
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