古代エジプト関連限定ブログです! 宗教思想関連多め
●英語のサイン「Rx」とホルスの目
http://www.voanews.com/specialenglish/2009-03-21-voa3.cfm
面白い記事です。
日本ではないかもしれませんが、
外国(英語圏?)では、医者を訪れたとき、薬を処方してもらうとき、
それから、薬や錠剤のビンの底などで見かけるという「Rx」という字。
"prescription" の略で、「処方(薬)」の意味、とされていますが、
実は、その起源は5千年も前にさかのぼるのです……。
そう、ホルスの目の神話。
セトにえぐられたホルスの目をトトが治し、見えるようになったあの神話から(細かいことは抜きにして)、
古代エジプトの人々は、ホルスの目を魔よけ、特に病気や苦痛を退けるためのサインとして、
護符にしたり、石に刻み付けたりしました。
その習慣は、数千年続き、古代エジプト文明が滅びた後も、ヨーロッパなどで医者や科学者がこの記号を用いてきました。
ところが数年して、そのサインはローマの神ジュピターのサインに取って代わられたといいます。
ジュピターのサインは、「4」に似た形をしていました。
転じて、「R」になった、というのです。
この、下のほうの、交差してるところとか、似てる!という話らしいです。
……本当かどうか知りませんが、
この記事の最後のシメがいいです。
「このサインは、もはや病気に対して天からの救いをもたらしません。
“薬を服用してください”を意味するのです」
祈ってないで薬飲め、ということだそうです(笑)。
●古代エジプトの若さと美
http://www.ny1.com/content/ny1_living/96023/ancient-egypt-had-modern-/default.aspx
動画があります。ニュースの特集かな?
見るだけでは面白くないかもです、よく見るものばかり。
内容については、下にも書いてくれていますが、
古代エジプト人が、いかにして若さと美を保とうとしたのか、ということみたいです。
現代の女性も、美への執着はすごいけど、そういうのって古代エジプトのころからあったんだよね、と。
美の女神とされたハトホルは、化粧の神でもあり、
アイラインを長く引くのも、この女神を表す美の一つでした。
ハトホルは芳香の女神でもあったといいます。
また、古代エジプト人は死してもなお、その美しさを保とうとし、
死者にはマスクをかぶせ、理想の、完璧な形に作り上げ、
一部、ミイラの目にさえ、アラバスターや準貴石をはめ込んで、まるで水晶のように仕上げていました。
ツタンカーメンのマスクに見られるように、美しさの保持は、男女共通の課題だったと考えられます。