古代エジプト関連限定ブログです! 宗教思想関連多め
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アマゾンでうろうろしていたときに見つけた
「転生」という本の紹介で、彼女の名前を知ったのですが、
(本は見てないです・汗)
多くの人は、興味深く見れるのではないでしょうか。
オンム・セティは、
この方が自身で名乗っていた「古代エジプト風の」名前で、
本名はドロシー。
三歳のころ、階段から落ちて、
そのときから、自分の「前世」を知るようになった、といいます。
自分は前世、セティ一世の寵愛を受けた巫女であったと信じており、
セティ一世の「霊」と話すことができたといいます。
古代エジプトは、魅力的な文明のひとつ。
前世というものを信じれば、
この魅力的な時代に、自分が生きていたのかも……と想像するのは楽しく、
願い、または本当にそうだと信じる方も、多くいらっしゃるのではと思います。
ですから、
ここまでの話ですと、
この「オンム・セティ」と名乗る女性は、
そういった妄想を抱いてすごした一人である、と。
もしかしたら、かなりの嘲笑を交えて語られて終わるものなのかもしれません。
けれど、
彼女は、「エジプト学者」として精力的に活動し、
セティ一世の葬祭殿の修復作業、ギザでの発掘作業など、
一流の仕事をこなしてきた、尊敬すべき人物です。
発掘のために、前世の記憶を用いたり、
セティ一世の霊との「会話」で情報を求めたりということもあったということですが、
ただ感覚と霊的な力だけで行動したわけではなく、
ウォリス・バッジにヒエログリフを学ぶなどしていて、
決して「妄想が偶然に当たった」といえるような内容ではないです。
最後まで、前世の自分と現世の自分を同一視していたようです。
*******
こういう、
前世とか、霊とか、
目に見えないので絶対とはいえないですが、
私は、安易に否定できないものだと考えてるんですよね。
まあどっちだっていいんですが。
どうせはっきりしたことは分からないだろうし。
自分で納得できればいいんです。
というか多分、
古代エジプトの宗教思想に興味があるというのは、
こういう点においてだと思っています。
あ、でも、
自分が前世に古代エジプト人だった、と思ってるわけではないんですよ!
ここのプロフィールに、なんか書いてますけど、
それ心の中の願望ですから!
ほんとうに。念のため。
確かに、どうも日本の「伝統」とか「常識」がしっくりこなくて、
はぐれ刑事なみにはぐれてる感じがしてますが……ほら純情派だし?(意味分からん・笑)、
それでも、自分が日本人だということを、ときどき痛感しますもん。
あーあ、まったく。
こういう方の存在を知って
真っ先に思ったのは、やっぱり、
「うらやましい」
ですよね……。ははは。
いや、でも、
どっちにしても、
考古学に役立つ知識にするには、ただ「前世の記憶」だけではやっていけないと思います。はい。