古代エジプト関連限定ブログです! 宗教思想関連多め
今度の発見はスペインのチームによるものだそうです。
ルクソール西岸のDra Abu El-Naga にあるジェフティの墓(TT11)で、第二の「装飾された」埋葬室を発見した、とのことです。
さてここで再び出ました。
「プロジェクト“ジェフウティ”」です!
あ、この墓の修復作業のことなのかな…。
えーと、「ジェフティ(TT11)」と「ヘリィ(TT12)」の墓(もうひとつ別の墓を通って、一緒になってる墓だそうです)はどちらも第18王朝初期に位置づけられ、その装飾において際立っている、とのこと。
ジェフウティはハトシェプストの高官で、仕事の監督者?であり、テーベの神殿などの壁画(字?)装飾を監督する立場の人だったようです。
また宝物の監督者?として、ハトシェプストの治世9年にプントよりもたらされたものを記録した、ということです。
ちなみにヘリィは50年ほど前の人で、
「王の母及び王の妻、ahhotepの穀物庫の監督者」だったそうです。
母親を通じて、王室に関係ある人物だったかもしれない、とか。
イアフメスからアメンヘテプ一世まで生きたと考えられているそうです。
プロジェクトの大きな目的のひとつは、後部壁の3つの彫像を含む、ジェフウティの墓の一番奥にある、葬祭記念碑の部屋(聖域?)を発掘すること……だそうです。
2008年度のシーズン終わりに、墓内部に3メートルのシャフトを見つけ、
2009年のはじめにこの墓の底になる第二の埋葬室を発見した、と。
その壁の二つが装飾されており、ほとんどが死者の書のテキストなのだそうです。(以下、写真)
http://www.drhawass.com/photoblog/ceiling-and-one-wall-newly-discovered-burial-chamber-tt11
これも。字は汚いけどびっちり書かれてますよね。
http://suomenkuvalehti.fi/kuvat/2009/03/10/mideast-egypt-antiquities
ヌト女神が天井を飾っています。
http://www.drhawass.com/photoblog/image-goddess-nut-tt11 おうっ。想像と違ってました…。体伸ばしてるヤツかと思ったら、女神様ふつうに立ってましたね……。あは。
この時代に位置づけられる墓で、装飾されたものは、これ以外にはたった4つしかなく、重要な発見だということです。
ジェフウティと、彼の両親の名は、この記念碑の上部で故意に消されていたそうですが、
この、新しく発見された下部の埋葬室で明らかになったそうです。
下部の埋葬室の入り口付近で、5つの金のイアリングと2つの金のリングを発見し、18王朝はじめに位置づけられることから、彼かその家族のものであると考えられているそうです。
はい、金のイヤリング!
http://www.voanews.com/english/2009-03-10-voa65.cfm
この墓、火事にでもあったのでしょうか?
ほとんどのものが火で破壊され、残されているものは少数だ、といっています。
・・・ということで、
プロジェクト“ジェフウティ”はスペイン語だったようですね!
しかし、「今シーズンは終了」と訳していたのですが、勘違いだったかな…。
このサイトは興味深い写真が多いので、ちょっとチェックしたいです。
サイト自体のデザインもかなりすごいですよね……。入り浸りたくなります。読めないけど(涙)。